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POINT 02効果的に脱毛するために

私たちを悩ます「ムダ毛」の処理問題。
満足のいく脱毛方法に出会うためにも、
体毛のしくみを正しく理解することからはじめましょう。

発毛のメカニズムと体毛の構造

発毛周期を意識して施術することが大切。

私たちの体毛は、「毛周期」という一定のサイクルで生えたり抜け落ちたりしています。
毛周期には【成長期】【退行期】【休止期】の3段階があり、
発毛の周期を意識しながら脱毛処置を行うことがとても重要です。

  • 発毛周期図
  • ◆毛の周期◆
    【成長期】毛が生える・伸びる時期
    【退行期】成長が止まり、毛が抜けやすくなる時期
    【休止期】毛が抜け落ちる時期

体毛の構造を知ることが、
キレイへの近道に。

体毛の構造図体毛は、皮膚から出て目に見える「毛幹」と皮膚の中にあり目に見えない「毛根」とに分けられます。毛を作り出しているのは、「毛根」。毛根の中ほどにある少しふくらんだ部分が、発毛のシグナルを発する幹細胞が含まれる「バルジ領域」。 そして球状にふくらんだ毛根の根元は「毛球」と呼ばれ、その内側にあるのが「毛乳頭」です。発毛のシグナルを受けた毛乳頭は、毛細血管から運ばれてくる栄養を受け取り、毛球内部にある「毛母細胞」に与えることで、細胞分裂を繰り返します。すると次々に細胞が押し上げられ、毛が成長していくのです。正しく脱毛するためには、発毛をうながす「バルジ領域」と、体毛の発生や成長を支える「毛母細胞」両方の破壊が必要となります。

脱毛の種類

ムダ毛の処理方法はさまざまですが、
正しく脱毛するには、その違いを知ることが大切です。

カミソリや除毛剤を使った自己処理

自己処理をしても一定期間が過ぎると体毛は生えてくるので、その度に処理する必要があります。さらにカミソリや除毛剤を使った処理は、皮膚を傷つけやすく「しみ(炎症後色素沈着)」や「毛穴の開き」の原因になることも。深刻な肌トラブルを引き起こす可能性があります。

エステ・脱毛サロンでの「光脱毛」

エステサロンや脱毛サロンなどで行なわれている脱毛は、一時的に減毛する施術のことで、厳密には「制毛処理」といいます。サロンで用いられる機器は照射パワーが弱く、体毛を成長させる「毛母細胞」を破壊することはできません。

病院やクリニックでの「医療脱毛」

医療脱毛では、医師が肌の状態を診察し、最適なレーザー照射パワーを確認したうえで「有資格者」が施術します。もし肌トラブルが起きたとしても、医師の診療や適切なケアが受けられます。

「医療脱毛」とは、バルジ領域と毛母細胞両方に対してダメージを与える医療行為です。
体毛に含まれるメラニンに対してレーザーの光を照射し、その光エネルギーを熱に変換させる「医療脱毛」では、発毛をうながす「バルジ領域」と、体毛の再生機能を持つ「毛母細胞」を破壊する処置を行います。
そのため医療機関である病院やクリニックでは、国から許可された強力なレーザー機器を使用でき、より効率的な脱毛を行うことが可能となっています。

*現在の日本においては、医師が在籍しないエステサロンでの毛根を破壊する行為(脱毛効果のある行為)は医師法によって禁止されています。

*医療機関ではないエステサロンや脱毛サロンはレーザー機器を扱えません。

脱毛が1度で終わらないのはなぜ?

脱毛の効果があるのは「成長期の毛」だけ。

体毛には毛周期があるため、そのサイクルに合わせた施術が必要となります。

私たちの目に見えている(皮膚の表面上に出ている)毛は、全体の約30%といわれています。したがって、レーザーを当てても残りの70%の毛には照射されていないため、脱毛を行うことができません。2回目の脱毛は、レーザーが反応しなかった毛(退行期や休止中の毛)が成長期に入るのを待ち、照射していきます。こうして少しずつ毛の量を減らしていくので、複数回の施術が必要です。終了までの期間はそれぞれの体質や部位によって異なりますが、およそ1年程度と言われています。

医療脱毛のしくみ

レーザーで発毛組織にダメージを。

体毛に含まれる「メラニン」に対してレーザーの光を照射し、光エネルギーを熱に変換させることで、体毛を再生させる組織を破壊する方法です。体毛に含まれるメラニンは、皮膚にも同様に含まれています。そのためレーザーを照射すると、皮膚に含まれるメラニンに対しても光エネルギーを熱に変換してしまうため、痛みの原因になることも。最先端の「医療脱毛」機器では、体毛の再生機能のみを破壊し、皮膚への影響を軽減する照射時間を選択して処理しています。

「医療脱毛」機器で、
高い脱毛効果を得られる3つの理由
1 体毛に含まれるメラニンに吸収されやすいレーザーを使用
2 皮膚への影響がない照射時間を選択できる
3 皮膚へのダメージを最小限にするシステム

このような医療脱毛機器は、病院やクリニックなど医療機関のみ使用可能です。

医療脱毛のメリット

肌への負担を減らして、効果的な脱毛を行います。

「医療脱毛」では、発毛をうながす「バルジ領域」と、体毛の再生機能を持つ「毛母細胞」に直接レーザーをあて、細胞を破壊する処置のため、長い期間にわたって脱毛効果を得られます。また、皮膚へのダメージが少なく、キレイな肌を手にすることができるのも魅力のひとつです。

医師によるカウンセリング

適切な施術と
アフターケアを受けられる安心感。

医療脱毛では、施術前に医師と詳細なカウンセリングを行います。体毛の再生を促す毛母細胞は「成長期」に活動するため、退行期・休止期にレーザーを照射しても細胞を破壊することはできません。そのため、毛周期に合わせた脱毛処理のスケジュールを組むことが重要となります。

また、レーザーを使って施術を行うので、エステ脱毛と比較するとパワーが強く、少ない施術回数で効果を得られると言われています。もし、炎症などの肌トラブルが起きた場合は医師による適切なケアを受けられます。